2018年12月28日金曜日

タイヤ肉




27日に仕事納めて数年前から恒例になってるBig boyのタイヤみたいな肉をパッと見の歯を全部合わせて0.8本の叔父さんと食べに行った。

二人ともタイヤとの格闘に必死で地震、台風、叔父さんの死、おとんの胃がんと大変だった一年を振り返ることもしなかった。それでいいと思う、山も谷もなんとか越えれたから。

未開の地をオフロード車に乗って突き進んだような一年だった、来年も怖れずどんどん進んで行きたい。

2018年12月17日月曜日

後片付け


8月の前半におとんの兄弟の末っ子がワンルームマンションの部屋で亡くなって発見されたと警察から連絡があった。


遺体の引き渡しは検死が終わってから、、、

お盆を挟み、独身だったのと遺体の腐敗が進んでいた為、31日引き渡し即葬儀で火葬が行われた。暗いレールから帰ってきた叔父さんの姿は何度か見た見覚えのある姿と変わらなかった、、、
警察へ身元確認に行ったおとんから写真であたり触りないとこしか見せてもらえなかったと聞いてたから、白くなった姿を見て成仏できたように感じた。


翌日の朝から部屋の片付けが始まった、ワンフロア4部屋の3階右隅の部屋。おとんと次男さんに僕の三人で部屋の前へ次男さんが末っ子さんの臭いがついたカードキーを挿しドアを開いた、玄関に積まれた本や服に複数のビニール傘、足の踏み場を残して散らかった状況と上に箱が積み重ねられた大きな棚の側面を確認したけど、ぬらぬらぬらと夏の湿気が混ざった強烈な腐敗臭、、、
僕は止まらない嗚咽で階段前に押し戻された、ガンガン入って行く次男さん、玄関で嗚咽を耐え踏み止まるおとん。玄関を離れ嗚咽はおさまったけど二重にしたマスクなど意味がなく、フロア全体に臭いが広がっていた。
中では次男さんが「何やねんこれ!少しは片付けとけ」みたいな事を言いつつもガサガサと鳴る音から荷物やゴミをビニール袋に入れていってる様子、おとんが黒い汚れの付いたビニール袋をしばって僕の前に置いた、その時には若干臭いに慣れ下に止めた軽トラの荷台へ持って降りた、戻りたくないけどやるしかなく階段を上がるにつれて臭いに包まれてくのがわかって足が重くなっていった。
ビニール袋に入ってても黒い汚れが発する臭いはきつく軽トラの荷台が満杯になるまで往復し汗をかいた体と服にはしっかりと臭いがついていたがそのままゴミを焼却場へ捨てに次男さんと二人で行った、、、

市の焼却場の持ち込みゴミは重量で料金を出していて、受付前が地面とフラットの重量計で車に乗ったままそこで計量し坂を登り書類に名前、住所、電話番号を書き係の人に渡し荷下ろし、車を降りて手伝うがやっぱり強烈な腐敗臭がするけど数人の係の人はマスクのせいか無表情でためらう事なく荷物に顔を近ずけ確認しながら下ろしてくれた。荷台が空になったら坂を下り受付裏で再度、荷下ろしした重量を計って少し先で料金の千なんぼかを支払った、帰り道で次男さんは腐敗臭を気にせず王将で普通にお昼を食べてはった。


さすがの次男さんも午後もやる気にはならず、1日目の片付けは終わった。家に帰ってお風呂で体を洗ってると自分の中から腐敗臭が、、、
作業中に吸った臭いが服だけじゃなくずっと体内に留まってるのに気付かず、行く先々で自分からも腐敗臭がしてたと思うと吐き気が、、、
しばらく腐敗臭と寝る日が続いた。

それからおじさんと僕は仕事の無い晴れた日の午前はマンションと焼却場へ行くのが暗黙の日課になった。


市の焼却場の係の方に顔を覚えられた頃には足の踏み場もでき、荷物を下ろす作業には慣れたものの僕はまだ中には入れずで、、、
ずっと中で作業する次男さんに何度も大丈夫?臭いキツいやろ?と聞いても「大丈夫、鼻悪いから!」と繰り返し返事をしてたからそうやと思っていたけど、ある日の終わりに「頭のあったとこの黒いねちゃねちゃはわかるねんけど、下の方もねちゃねちゃやねん、なんでやろ?」って、、、
お腹の部分やと思いますと答えたえると一瞬だけ次男さんの顔が曇った、、、
ずっと我慢して中で作業してはったのが伝わる表情だった。それ以降は大丈夫?と聞くと「兄弟やからな。」と返ってくるようになって、嫌や嫌ややってた荷下ろしもやるしかない!って気になった。


作業を始めて20日ぐらい経った頃にはだいぶ片付き僕も部屋に入れるようになったけど遺体のあった場所の黒いねちゃねちゃの臭いはまだしててネミズや害虫のフンが散らばってる状況、、、
下ろしてたビニール袋にずっと付いてた黒い強烈な臭いの原因が体液や体を食べたフンだった事、その臭いの中でマスクもせず作業してた次男さんは自分の大切な感覚を切って作業して事、文句を言いながら作業してたけれど改めて次男さんの愛を感じた。


そして、ラストの積み込み終え二人で「荷台から臭いもせんしだいぶましになったなー」なんていいながら焼却場に向かう途中でガソリンスタンドへ寄った、あから様に眉をしかめ対応する店員さんを見て爆笑してしまった、僕も気づかんうちに腐敗臭に慣れてたんがおもしろかった。
心配してた物件の現状復帰も隣を走る電車の高架工事に伴う立ち退き物件だったからあっさりしたもんで、1階入り口で不動産屋とキーカードを挿すも片付け終わって契約解除の連絡した後に担当者が確認し設定を変えたようでオートロックが開かず口頭で確認し終わった。



その数日後、次男さんが部屋から使えると思って置いてた掃除機を臭いなー かなり臭うなーってゴミの日に捨ててた。感覚の戻った次男さんを見て後片付けが完了した。







2018年12月2日日曜日

フラッシュバック


インスタで仲良くなった子と昨日は京都、今日は大阪とデートしてめっちゃ楽しかった!天神祭の時よりもお互い緊張なく普段に近い面が所々あった。

いつも別れの時は当たり前にやってきて、バスを待つ間やその前も覚えある感じの光景で、、、見送る側も見送られる側の辛さも知ってるから本当に嫌で、、、出発したバスを見送る感覚で過去の恋愛とダブって見えてしまった。

出発後、相手にDMで好きと言われても僕もやでとは言えなかった、言ってしまうと前と同じ結果になるような気がして言えなかった。帰りながらインスタのストーリーにアップした画像を見てもう過去とは違うんや!大丈夫や!と思えた。めっちゃ喋ってめっちゃ楽しかったから。



また会おうね!!!