今日、オカンの手術が3:30頃から始まった。
手術前のオカンは3Fの病室で家から持ってきたピンクの大きなクッションにもたれ半身を起こして病院の枕の毛玉をずっと点滴がついてる右手でカリカリしながら、オトンの無神経な発言に噛みついて離さないぐらいイライラしてた...ほんまに不安だったんだと思う。
2Fの手術室までは病院でよく見る点滴をぶら下げれてコロコロ付いてるヤツを右手で押してエレベーターまで歩いて向かった、「歩きかい!」と突っ込むも声にはせずオカンも神妙な面持ちでとてもそんな空気じゃなかった。
あっと言う間に2Fに着きエレベーターの直ぐ右の通路奥を曲って左が手術室、僕らはエレベーター降りて向かって右の待合室に案内され別れ際「頑張って!」と声をかけるがオトンは無言、「何も言わんのかい!!!」と突っ込むも夫婦にしかわらん間を感じて声になってなかった。
手術中オトンの赤いセーターに小さな穴を発見して「何すんねん!」と突っ込まれるまで人差し指でグリグリ穴を広げてみたりした、二人とも手術中のオカンを心配するからずっとどうでもいい話しで紛らわしてた...
一時間が過ぎた頃そわそわが限界にきて手術室の前に行ってみた。ドラマで見る感じそのまま銀色の両開きの軽そうな扉、その上に赤く光る手術中の表示...この中でオカンが一人で不安と闘ってると思うとそこを離れたくなかったけど大丈夫、大丈夫って待合室に戻った。
それから30分後、看護婦さんの「終わりました。」で待合室を出たら酸素マスクを着けてベッドに寝てるオカン、病室の側に上がるエレベーターが来るまでに看護婦さんがオカンに「お父さんもお兄ちゃんも居ますよ。」と話しかけると閉じてた目がゆっくりと開いた。安心した、、、
病室に戻って直ぐに医師から説明があるとナースステーションへ、レントゲン写真の前で医師から出血もなく骨もちゃんと元の位置でプレートで固定できて動かしてみてもズレ等問題し、ギブスは無くてもいけそうやけど一応してるって説明を受けて報告しに戻った。
全身麻酔で酸素マスクしてたり点滴付いてたり、他にも管付いて痛々しのに麻酔も残ってボーッとしてるのに、枕を頭の下に入れようとしたら首の力で頭を上げようとする元気のよさ!続いて「ちゃんと固定されてるって、最高やって、問題無いって。」に嬉しそうに酸素マスクお構い無しに話すし、少し話して帰り際バイバイと点滴付いてる右手を振るオカン!!!
ギブスは無くてもいけそうやけど一応してるって知ると一日も早く退院するって言いそうで伝えへんかったわ。
ほんまによかった。